上田勇児「みずたまりの土」展

上田勇児「みずたまりの土」展

会期
2013年07月11日 – 2013年07月23日

定休日
2013年07月17日(水)


レセプション
2013年07月11日(木) 18:00〜20:00


ささやかなお茶会
2013年07月13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)15:00〜


日本茶の木がおいしく育つのには花崗岩などの水はけの良い土が条件です。その土は焼物にも適した土なため、信楽では古くからお茶と焼物が共に発展してきました。その関係性を知ったのは最近なのですが、お茶農家に育ち焼物をしている私にとって切っても切り離せないものだと思い、今回の個展でお茶会をして作品への理解を深めてもらいたいと思います。



プロフィール
経歴
2011 信楽の上朝宮に住居と仕事場を移し、土と石を拾い始める
2005 金属加工工場に勤めながら釉薬の実験等をし信楽に穴窯を作る
2002 信楽の神山易久氏に師事し陶芸家の生活にふれる
1975 信楽生まれ
個展
2012 「上田勇児 すなば展」Sundries(東京)
2009 「cafeわかや個展」cafeわかや(三重)
2008 「ギャラリー唐橋個展」ギャラリー唐橋(滋賀) 
グループ展
2013 「乙!(Oz!)Zingaro STYLE!」Oz Zingaro(東京) 
2012 「アラウンド ザ「壺中天」」Hidari Zinagaro/Oz Zingaro/Kaikai Zingaro (東京) 
2009 「ギャラリー唐橋二人展」ギャラリー唐橋(滋賀)


今回、展覧会のメイン画像を撮影頂いた、写真家の鈴木心さんより、コメントを頂きました。
写真家は捕手と同義である。
被写体という投手の特性を理解する事で試合を優位に進める事が出来る。
上田勇児はとんでもない投手だ。
小生の技術では捉えきれないありあまる表現力に満ちている。
歴史や技術、知の振るいかけようとも排除する事のできない力が爆裂する作品たちに
陶芸や工芸などという体の良い言葉は通用しない。
作品から放射される理屈無用のこの力こそ「芸術」以外の何者であろうか。
今回はそれが額にガラスのケースに入っている訳ではなく
手にして持ち帰る事のできる稀な機である事を忘れてはならない。
写真家 鈴木心


上田勇児「みずたまりの土」展 | Oz Zingaro