<『未了会』2人展>

中野 Zingaro各所で若手骨董商、「大吉(京都)」「花元(大分)」を招待しての展覧会<『未了会』2人展>を開催いたします。


Zingaro店主 村上は10数年前より陶芸、骨董のコレクションをはじめました。
理由は、現代美術の枠にこだわらない、モノの価値、意味、触感を学習するためのものでした。
数十軒のお店から、あれやこれやを購入させてもらい、自分にとって意味があるものかどうか好みなのかどうかを随分勉強してきました。


そんな中、抜群の相性で京都の「大吉」さんがフィットしてきました。
「大吉」店主、杉本理さんとは青山にある「東青山」というギャラリーで知り合いました。
アメリカのスリップウェア展を開催していて、その品揃えを「大吉」杉本さんがしつらえた、といいその時から、いろいろと骨董の手引をしていただき続けてきいました。


特に私は九州方面から南の焼き物が好みだったようで、彼の自宅にまで押しかけ、自宅のそこかしこにある壺やらなんやらを随分購入させてもらいました。


今考えると、あの自宅への招待もある種の営業だったのかな〜と、勘ぐってみたりして。
しかし、楽しい時間を、モノを随分と提供してくれました。
もう一つの骨董屋さん「花元」店主、安東敬三さんとは、目白コレクションという年に二回開催されている骨董商の集まるイベントの会場で知り合いました。


お茶碗と、何かを購入したのですが、それから何回か、この会場でお会いし、好みが私とかなり近いモノ、つまり九州地方の出自の陶芸骨董を展示販売しておりました。
「大吉」杉本さんに今回、我々のスペースで企画展をやっていただけないか?と問うたところ、即時出てきたアイディアが、「花元」さんとのコラボ展でした。やはり、好みで惹かれ合う仲らしく、僕も自分の好みとの偶然に、大変喜びました。


今回の出物はこのブローシュアーに出ているものを中心に、あれこれ最新の仕入れものまでを揃えてくださるとのこと。


ああ、悩ましくも僕の好みのモノばかり。
皆様にもこの悩ましくも所有欲を啓発されるモノの魅力、否、それらを選んでくる、2人の店主の魅力に、是非触れていただきたく思います。


21日〜23日の3日間限りの展示会です。
是非、お時間を作って、来てみてください。


12月21日にはBar Zingaroにて「大吉」杉本理さん、「花元」安東敬三さんのトークショウを私村上の司会で行います。
そちらも是非!お越し下さい
店主:村上隆


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