僕が17歳の時、ジャコメッティの話を美術の先生に聞いて、彫刻に憧れて、僕は今、彫刻を作ってます

 

 

大谷工作室の屋号を掲げ、陶芸の技法で彫刻作品を制作する大谷滋。古来から陶芸の中心地である信楽からほど近い町で生まれ育ち、大学卒業後は、滋賀県陶芸の森の共同スタジオで制作を続けてきました。2016年のカイカイキキギャラリーの個展での手応えから、自身のスペースと大作のための窯を持ちたいと考えるようになり、現在は淡路島の元瓦工場に拠点を移し、日々新しい作品に挑戦しています。
本書では、初期から近作のセラミックワーク70点、淡路島で本格的に取り組み始めたペインティング15点、ブロンズワーク5点を収録。陶芸と彫刻の関係を探求し、そのパラダイムの更新を試みる大谷の現在を、ぜひご覧ください。
言語は日本語、英語。

 

おおたにこうさくしつ
1980年滋賀県生まれ。沖縄県立芸術大学在学中、1年間休学して軽トラに寝泊まりしながら日本各地の美術館、博物館、寺社仏閣を巡る。2007年より滋賀県陶芸の森の共同スタジオで制作を行い、2018年より兵庫県淡路島に拠点を移す。カイカイキキギャラリー(東京)、ペロタン(ソウル、パリ)にて個展を開催。

 

[asin:4939148726:title]