GEISAIも20回目にして

GEISAIも20回目にして、その役目、あり方、岐路に立っております。日本で美大生やってる、現代美術作家志望者を西欧に、世界に、排出できるプラットフォームづくりを目指すんだ!と思ってやって来ましたが、僕からみて、濡れ手に粟を信じて、ルールを学ぶなどゆめゆめ考えれない自分勝手な状態の子ばっかだった気がします。日本以外の国では西欧式現代美術作家を目指す作家は多くいますが、日本では少ない。。。というか、絶無です。なので、そろそろ日本において[GO TO WEST ]を掲げてきたGEISAIの日本での役目は終わりになったのかな、と思います。美術手帖の編集長、岩渕さんは日本の社会内での美術ジャーナリズムを考え、美術手帖というどマイナーな雑誌を、そこそこ売れる雑誌にして来た立役者です。その彼が牽引する美術のあり方は、別に西欧への眼差しがなくてもいいんじゃねぇ〜の、という風体に、外国のアート事情がへばりついたような形態です。それで育ってくる若手のアーティストが日本のアニメの様に特異点として発展すれば素晴らしいのでしょうが、僕にはその未来を期待できずにいます。理由はマネジメントへの軽視がひどいからです。岩渕編集長の日本アート界の現在未来像を聞きつつ、今回の審査員の任をお願いさせていただきますね。



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