革命アイドル暴走ちゃん・二階堂瞳子さんコメント

いよいよ来週末に迫ったGEISAI#20。
本日はGEISAI#20審査員で、
当日のステージパフォーマンスも行って頂く、
[革命アイドル暴走ちゃん]の二階堂瞳子様の、
出展者の皆さんへのコメントをお送りさせて頂きます。
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皆様、こんにちは!!
革命アイドル暴走ちゃんの二階堂瞳子と申します。
私たち革命アイドル暴走ちゃんは、【おはぎライブ】と呼ばれる30名〜50名ほどのパフォーマー達による狂騒的なカオス空間 の中 でも繊密に統制されたライブパフォーマンススタイルの舞台芸術を武器に活動しています。
作品のベースとなる要素については、大人数の群舞的な構成によって上演され、日本のガラパゴス社会の中で生まれた独自の文化 と、 主にアイドルソングやアニメソング等の楽曲がリミックスされたメドレーが大音量/ハイスピードで鳴り続ける中、通常40分程度の 上演時間の間、観客は全ての事象を把握する事が出来ない状態に置かれつつも観せる側、観る側の融解を迫られて行きます。パ フォー マーが客席に執拗なコミュニケーションを求める行為が一見暴力的に見えますが、その距離の融解は次第に観客側の心を昇華させる事 となり、パフォーマーは客席に、観客は舞台上に立つという本来の立場を逆転する事で観客はオタク文化のアートへの転化の過程 を観 ていた側から発信側となる事を体験する。そういう私たちの自己紹介、肉体的ライブパフォーマンスです。
それは過剰であること、また、現象であること。
演劇と呼ばれるフィールドから出て来たパフォーマンスですが、これは単なるお芝居、ではなく、2014年の東京に生きている 私た ちの自然現象であり、お話(筋立て)ではなく、物語(人が生きているということ)
そもそも芸術は、アートの力で何かしらの問題を解決する機能を備えています。
そして文化を文化たらしめるものは、表現するアーティスト側ではなく、それを享受する観客の方にこそあると思います。勿論芸 術に 限った話ではないですが、他人が受け取って初めて成立するものです。
皆さんが創作している作品のシーンや思いや台詞は、もしかしたら何一つとして伝わらないかもしれない。でも、それでも表現を 諦め なければ必ず与えられる【何か】があり、もしかしたらその【何か】が観るものの世界を変える革命スイッチになるかもしれません。
自分たちがやっている事を、自分たちの表現で語れないと、無視されて、きっと無かったことにされてしまいます。
使い捨て時代に生きている私達が手に入れられるものは“瞬間的な快楽” であり、永久ではありません。全ては始まる前に終 わって います。
それでもことばでの説明を越えた【何か】が。その瞬間にしかない、みなさん一人一人の表現を通じての【自己紹介】を。
今回このGEISAI♯20に、美術においては絶望的に知識も造詣もないもはや場違い過ぎる友達も少ない私がまさかの審査員 とし て呼んで頂いてなかなかの戦慄を感じていますが…ぜひ!!友達になってくださいね…!! 
日本中のアートシーンの若きツワモノ達が揃い多様な価値観がぶつかり合う大きな祭りで、もしかしたら間違いだらけの謎過ぎる 私か もしれませんが…是非一緒に体験させて下さい!!
歌いましょ!踊りましょ!会ったこともなかった人達が、作品を通じてハートにタッチ出来た、あなたに会うためにやってきた。 アー ト(サイリウム)が輝く空間で、真剣勝負の大勢の人間達の中で、出会えた喜びと忘れないよーって言う思い。
そういうものを通じて、皆さんと出会える事を超絶楽しみにしています!!
あなたの世界に連れて行ってくださいねー!!


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