こんにちは。はじめまして。カイカイキキ書籍出版部の山本モネです。
尾形光琳の日本の美術史における立ち位置に関して書かせていただきます。
争点は、尾形光琳・乾山兄弟と、本阿弥光悦、俵屋宗達との対比です。
なぜ対比したいのか、と言うと、彼らの生き方に、純粋芸術とプロダクトの境界の曖昧さが垣間見え、村上隆の提唱するSUPER FLAT発想の原点があるからです。
琳派の創始者と呼ばれる、本阿弥光悦と俵屋宗達。
光悦は書や作陶などの諸芸に通じる、いわゆるアートディレクター的役割でした。そんな光悦に見出されたのが、絵師の俵屋宗達です。
宗達に下絵を依頼し、光悦が書を手がけた合作が多く存在しています。
宗達は、画業で地位を築いたのち、扇絵などの紙装飾を描く工房「俵屋」を主宰しました。
光悦と宗達が生み出した表現は、2人の没後に、尾形光琳・乾山兄弟によって受け継がれます。
呉服商「雁金屋(かりがねや)」に生まれた光琳と乾山は、幼い頃から絵や工芸品に触れ、芸事を嗜んで育ちました。
2人とも家業は継がずに遺産で暮らすかたわら、光琳は絵画、乾山は陶芸の道を歩み始めます。
乾山は、京郊外の鳴滝に開窯し、自身がデザインした陶器を職人に実作させる「乾山焼」をブランドとして確立。
やがて光琳の住む町に移り、借り窯での工房生産制に切り替えます。光琳は、鳴滝時代の終わり頃から乾山の器に絵付けをしていましたが、乾山の移転を機により盛んに行うように。
合作で人気を博した2人ですが、自身の作品を販売する店を持つことはありませんでした。
光琳・乾山は、光悦と宗達が構築した技法を、焼き物をはじめとするプロダクトによって立体的に展開し、琳派の表現を幅広いものにしたと言えましょう。
以下、4人について図示しましたので見てみてください。
村上隆 個展
「In the Land of the Dead, Stepping on the Tail of a Rainbow」での展示風景
(Gagosian 555 W 24th St, New York, NY 10011 )
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【販売日】
2020年11月27日(金)10:00~
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・ゴールデンエイジ 光琳 澗声(ポスター作品)
・光琳:静謐(ポスター作品)
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