奈良さんの五百羅漢評を読んで

宇宙戦艦ヤマトのサントラを聞きながら、奈良さんの五百羅漢評を読んでしまった。。。このサントラで良かったのだろうか、と思いつつも、ある意味的を得ている、あらゆる意味で、とも思った。なぜなれば、卒業制作的な、、、が核心で、、、


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ある種、僕が目指してるのは子供達にこの世の理不尽を見せたい、というのがあって、それは自分が見た、ウルトラマン宇宙戦艦ヤマトに込められた大人の事情やドロドロしたメッセージをなんだかきちんと受け取ったような気がしてて、そういう事で世の中を見始めてみると、なんともこの世は不完全で、、


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そういう目線を子供だましのアニメや特撮の中に見て、創作者達への共感と共に、その受け取ったメッセージをなんとかしたい、そういう突き上げる衝動にまでなってしまう、子供の頃の心へのアプローチでメッセージの化学変化を期待しているから。とか、そうとう幼稚なのですが、その辺を奈良さんに


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バシっと見透かされた気もして、その意味でヤマト聞きながらのコメント読みは正しかったのかなぁ〜とか。今、自分が造りたいと思ってる映画とかが子供向けなので、その当時の自分に今一度向き合っている最中でもあったりしたのです。


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なんというか、伝えたいメッセージは実は常に単純で、好きですとか、そりゃあかんやろとか、これかっこいいな、とか、そういうのを大人なりに分析して行って金かけたり労力賭けるに値するか否かが大人の事情であって、その先はピュアになれるようにセッティングを持ってけるか否かが勝負なんすよね。


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五百羅漢は椹木さんが言ってくれた、美大生へのもう僕の愛っていうか、もう、そうとしか言えない激情があって、そこを本気でぶつけたし、奈良君の言うような美大生的なアイディアのパッチワークがあったり、狩野永徳の過労死の頃の唐獅子図や檜図とかの過労状態への突貫とか、


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ほんまいろいろぶち込んだのでした。音楽はコレでした。 http://www.youtube.com/watch?v=hMOaBlhl6rc


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奈良美智さんの五百羅漢評

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