映画:ヘルタースケルター

東宝スタジオの試写室、凄い豪華です。蜷川さんの映画の試写です。東宝スタジオの試写室、凄い豪華です。蜷川さんの映画の試写です。

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蜷川実花さんの「ヘルタースケルター」を見て唸ってる。1,最高すぎる。2,あれこれコンテクストありすぎる。3,実写映画で、こんだけリッチでかつドスンと来て、そしてメジャーな日本映画をインディペンデントなアーティストが作り上げたことが前例をみない。(エヴァぐらいかしら)

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ヘルタースケルター」:4,脚本がきらめき過ぎてる。(ラスト近くメイクさんとりりこの対話で落涙)5,キャスティングがメロメロに素晴らしい。6,女性はこれみて日本の女に生まれて来て良かったとおもい、外国の観客は「ロストイントランスてレーション」を見た時のように東京に旅したくなる。

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ヘルタースケルター」:7,日本の映画の可能性を引き伸ばした。8,僕は芸術家、蜷川実花さんをこの作品で完璧に尊敬領域に入れざるを得ないと思った。なぜなれば、恐るべきことにきっちりとセリフでもって、「美」とは何か、を言及し続けているから。「芸術とは何か」を逃げずに描き切ってる。

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ヘルタースケルター」:「ノルウェイの森」は日本映画だったがトランアユン=フランス人(ベトナム人)であり、そのトランスカルチュアーぶりと整合性の綱渡りを映像が繋ぎとめてて、唸ったものだが、「ヘルタースケルター」は日本人が誤読ギリギリのラインを設定し、

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そこに浪花節な風味までをもまぶしながら、最後に「美」についての哲学を語る。そしてそして、、、りりこのラストに希望をみる。キャラクターが生きようとする野生を見て、勇気を得る。なんとも盛りだくさん、そして詰め込んだものは綺麗に消化、昇華しきっている蜷川実花さんの監督の手腕に嫉妬。

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ヘルタースケルター」、、、アニメを見た時のような感覚です。実写を見た感覚ではない。

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ヘルタースケルター」:ちなみに、沢尻エロスはおじさんのわしにも効果ありました。ただ、構造的な部分がすばらしく、エロスを忘れちゃう。ビジュアルの「美」キャラクターの痰壺のような心の痣。それがなおさら「美」を際立たせる。

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蜷川実花さんの芸術家の伸びシロの大きさに、ほんとうに驚嘆しました。試写に誘って下さって、ありがとうございました。

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う〜ん、、、僕はエロオヤジ仲間にも素直に紹介できるし、うるさ型にもあれこれ言ってみてもらうトークをする自信がある。そういう自信をもらえた作品であった。

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