日曜美術館 世界で闘う日本美とは 村上隆×井浦新


撮影:Okazumi Chika

2016年1月31日放送 再放送:2月7日よる
世界で闘う日本美とは 村上隆×井浦新


VTR出演
村上隆さん(アーティスト)
辻惟雄さん(美術史家)


全長100メートルの超巨大絵画が出現!カラフルな画面にずらりと並ぶ500人の僧。龍が身をうねらせ、謎めいた動物たちが舞い踊る。
今、世界で最も知られる日本人アーティストの一人、村上隆(1962〜)。空前の大作「五百羅漢図」に込めたメッセージとは?国内では14年ぶりとなる個展会場で、井浦新と徹底トーク!世界のムラカミが、今、アートにかける熱い思いを語りつくす!
アニメやマンガの表現に日本独自のアートの可能性を見いだし、一躍世界的アーティストとなった村上隆。近年注目してきたのが、江戸時代の禅僧・白隠や奇想の絵師・曾我蕭白など、日本美術史上ユニークな存在感を放つ作家たち。彼らの作品を手がかりに、"今"という時代を表現した作品が話題を呼んできた。
2011年、村上は前代未聞の大作「五百羅漢図」の構想を思い立つ。全国から総勢200人の美大生たちを募り、彼らと共に制作に挑んだ。しかし、村上にとっても100メートルという巨大な作品を描くのは初めての経験。思いもよらぬ困難が、次々と立ちはだかる。村上はどのように壁を乗り越え、どんな思いでこの大作を完成させたのか?その制作秘話を井浦が徹底インタビュ−。絵に秘められた知られざる真実が初めて明らかになる。
さらに、村上が井浦を前に思わずつぶやいた「もうこれで死んでもいい」という言葉が意味するものとは?世界を舞台に躍進する村上隆の今、そしてこれからを見つめる。


関連展覧会


村上隆の五百羅漢図展


会場 森美術館(東京・六本木) 3月6日まで


村上隆スーパーフラット・コレクション ―蕭白魯山人からキーファーまで―


横浜美術館 2016年 1月30日(土)〜2016年4月3日(日)

http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2016/0131/index.html