GEISAI - NEWS 2012/1/31 発行------http://www.geisai.net
GEISAI#16 審査員が決まりました。
●飯田高誉様<青森県立美術館チーフキュレーター>
●片桐孝憲様<ピクシブ株式会社 代表取締役社長>
●高橋信也様
<森ビル株式会社執行役員 森美術館館長付アドバイザー
森アーツセンター ミュージアムショップ部長>
です。
こんにちわ。
村上隆です。
GEISAIのチアマン、つまり執行の全責任者です。
GEISAIはいろいろ変わろうとしている。
最近の若い勘違いの美大生が嫌いになった。
与えられるのは当たり前で、自分からは社会貢献等何もしない。
己の身の程も知らない若者。
そういう連中を増長させて、おだてるイベントであってはいけない。
GEISAIはあくまで日本におけるARTの可能性を探ってゆく同士で
行うべきだと思った。
GEISAIをプラットフォームにデヴューしておいて、己の履歴から
GEISAIで賞を取った事とかを外している若者をみると
「じゃあ、出すなよ!」と思う。
今の日本の若者、
つまり、俺ぐらいの年齢、、、
俺は今50歳(2月1日で)の親に育てられた子供達の
無教養、無節操、非社会性に憤っている。
今のままじゃダメなんだ。
今のままの「自分自分」じゃ。
「俺を見て」「私に気づいて」
そういう時代は終わった。
引きこもりに優しい言葉をかけたり、自殺するなと訴えたり。
そりゃ、そういう人見りゃそうかもしれんが、、、
ちょっと待て、じゃあ、そういう傍観者の立ち位置にいる者達は
弱者に優しい世界を造ってるのかよ、と。
弱者に優しい=通常の人間は弱者を助ける分、働いてるのかよ、と。
SNSで言いたい放題、己の気分を言うだけじゃ、なんも変わんない。
変えたきゃリスクも抱え込まなきゃ出来っこしない。
自分でも時間を裂いて、人の為に動けるのかよ?と。
そういう事、アートで、アーティストでも出来るのか?
そう思うかもしれんが、勇気を出せば何でも出来る。
今回は、審査員の紹介を遅れさせたのは
審査されるのを、よだれを垂らして期待する人間は来て欲しくない
そう思ったからだ。
GEISAIは審査される場、というよりは、仲間を見つける場所。
だから、29歳以下にした。
だから、こういうメッセージにした。
もう、時代が変わったんだ。
何もかもが、変わったのだ。
今から応募を取り消したいならどうぞ。
その旨、メールで実行委員会までくれ。
全然いいよ。
じゃ。
隆