村上隆の「偏りすぎた現代美術講座2」―3

4月5日開催予定
村上隆の「偏りすぎた現代美術講座2」のニュースレター。第三段。


今回の講義のテーマの一つは「contingency(コンティンジェンシー)」です。
The Medium of Contingency
http://www.sequencepress.com/products/the-medium-of-contingency


この一冊の本にまとめられています。
(今、カイカイキキ出版で翻訳出版を考えています)


これは、僕のLAの画商、Tim Blum(ティム ブラム)からとの話題の中にあったキーワードから拾いました。
ティムは、僕のルイ・ヴィトンキャンヴァスの作品と、
http://instagram.com/p/lqKLMRuJt_/


http://instagram.com/p/lp20gBOJuq/


http://instagram.com/p/lqJxx3uJtU/


Hugh Scott-Douglas(ヒュースコットダグラス)の作品との関連性、
http://gallery-kaikaikiki.com/category/exhibitions/a_broken_mule/


画像引用元:http://ablankcheque.com/


画像引用元:http://nouvelleblague.com/post/40713782769/gallery- roundup-1-16-13


そして可能性について話していました。
その時に出てきたキーワードが「contingency(コンティンジェンシー)」で、そのムーブメントの牽引している アー ティストがWade Guyton(ワイド ガイトン)でした。その流れから、「偏りすぎた現代美術講座1」では、まずその中核の作家の作品をみてみよう、ということでWade Guyton(ワイド ガイトン)の一般的な見方をまずおさらいしてみました。


そしてその講演直後、私はNYに飛び、いろいろ視察してきたのですが、その時、Andrea Neustein(アンドレア ニュースティン)さんにあれこれとお世話になりました。
http://instagram.com/p/li76SUOJvE/


Andrea Neustein(アンドレア ニュースティン)さん。
2009年から2013年までNYにおける「contingency(コンティンジェンシー)」の震源地の一つのギャラ リー、MIGUEL ABREU GALLERY(ミゲルアブレウ)ギャラリーに勤務し、2014年にブラム&ポーNYに移籍してきた方です。彼女のお父様はコンセプチュアル・アーティス トで彼女自身、NY生まれ、NY育ち。アートに浸って友人知人の層の厚みは半端ではない方です。彼女に数日間、最新の ギャラ リーやムーブメントをあれこれツアー、紹介してもらいました。今回の<村上隆の「偏りすぎた現代美術講座2」>は、彼女に誘われ て観たり聞いたりした新し いアートの潮流の文脈に触れ、The Medium of Contingency の内容、それに纏わる私の個人的な意見などを交え、講義をしてゆきたいと思います。



余談ではあるのですが、、、私と「contingency(コンティンジェンシー)」とのコンタクトポイントは、先にも あげたルイ・ヴィトンとのコラボレーションの一連のプロジェクトでした。そして、私のアーティスト人生の栄光の頂点は、 下記のアートフォーラム誌の表紙が掲載された瞬間であったことを、ココに告白します。
画像引用元:http://artforum.com/inprint/issue=201207& id=32029


ルイヴィトンとのコラヴォのモノグラムで出来たバッグのパチもんが、アフリカ系の露天商によって、開催中のヴェニスビエ ン ナーレの道のそこここで販売されていた風景なのですが、アートの世界における、経済、コピー、価値と無価値とを横断し続ける テーマの全てをコンプリートできた瞬間で、この表紙を見た瞬間、アートの世界での自分の生きた意味、足跡を感じた時でし た。 ちなみに、この写真を表紙にする、と決定した当時のチーフエディターが、Scott Rothkopf(スコットオロツコフ)氏で、現在のホイットニーミュージアムのディレクターであり、Wade Guyton(ワイド ガイトン)のショーをキュレーションした方です。


画像引用元:http://www.artforum.com/inprint/issue=200408& id=7664&pagenum=2


画像引用元:http://forums.thefashionspot.com/f81/takashi- murakami-artist-47964.html


また、
Wade Guyton OS (Whitney Museum of American Art)


前回のテーマになった、この作家、この画集をNYで買って、10册、ヒーヒー言って持って帰ってきました。
これを6000円で会場にて販売いたします。
興味のある方はどうぞ会場でご購入ください。


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村上隆の「偏りすぎた現代美術講座2」申込フォーム
http://goo.gl/dcA3Jh


【参加条件】
1.GEISAI#20にエントリーしている方:参加無料


2.GEISAI#20にエントリーを考えている方
(29歳以下のアーティスト):参加費¥2,000


3.一般聴衆(29歳以下):参加費¥2,000


《申込後の手順》
●申込フォームにご登録頂きましたら、実行委員会より受付確認メールをお送り致します。
※参加費のお支払いは当日受付にてお願い致します。


●受付時に年齢確認が必要となりますので身分証をご持参ください。


●受付時に同意書にご署名頂きます。
※同意書:http://goo.gl/rvmWgV


●その他受付についての注意事項は申込締切後、別途実行委員会よりメールをお送り致します。
※記載された注意事項等をよく読み当日ご来場下さい。
※受付会場は、中野ブロードウェイ4Fスペースを予定しております。( http://goo.gl/nRJ2V2 )


●会場( http://goo.gl/Xpdcyy) と受付場所( http://goo.gl/nRJ2V2 )が異なりますのでご注意ください。


《開催日時》
●4月5日(土)17:00〜開始
※当日の詳細なスケジュールは別途メールにてご連絡致します。
※開始時間は変更になる場合が有ります。予めご了承下さい。


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